保険会社でiDeCoを始める|証券会社との違いと選び方

iDeCoは証券会社だけでなく保険会社でも始められます。日本生命・第一生命・明治安田生命を比較し、証券会社との違いやメリットを解説します。

iDeCoは「保険会社」でも始められる

iDeCo(個人型確定拠出年金)の口座開設先として、SBI証券や楽天証券などのネット証券がよく紹介されます。しかし実は、生命保険会社などでもiDeCoに加入できることをご存知でしょうか。

iDeCoの運営管理機関は証券会社に限りません。iDeCo公式サイトには70以上の運営管理機関が登録されており、その中には日本生命や第一生命といった大手生命保険会社も含まれています。

主な保険会社のiDeCo比較

手数料と商品数の一覧

iDeCoでは、どの金融機関でも共通でかかる費用(国民年金基金連合会 月105円+事務委託先金融機関 月66円 = 月171円)があります。それに加えて運営管理機関への手数料が金融機関ごとに異なります。

金融機関運営管理手数料(月額)毎月の合計コスト商品数
日本生命(ニッセイ)0円171円約33本
第一生命(ミライデコ)0円171円約27本
明治安田生命374円545円約18本
(参考)SBI証券0円171円約38本
(参考)楽天証券0円171円約37本

日本生命と第一生命は、運営管理手数料が0円です。SBI証券や楽天証券と同じ最低コスト(月171円)で運用できます。

※ 手数料・商品数は2026年2月時点のiDeCoナビ掲載値です。商品数には元本確保型を含みます。最新情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。

明治安田生命は運営管理手数料が月374円かかるため、年間約4,500円のコスト差になります。手数料を重視する場合は注意が必要です。

各社の特徴

日本生命(ニッセイのiDeCo)

  • 商品数: 約33本と保険会社の中では最も充実
  • 注目商品: ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド(信託報酬 年0.05775%)など、ネット証券に負けない低コスト商品を揃える
  • 独自サービス: スマホアプリ「NISSAY DC Station」、ロボアドバイザー「N-アシスト」
  • 福利厚生: 「ニッセイDCクラブオフ」で旅行・映画・ショッピングなどを優待価格で利用可能
  • 日本生命のiDeCo詳細を見る →

第一生命(ミライデコ)

  • 商品数: 約27本。国内外の株式・債券・REIT・ゴールドなど資産クラスを幅広くカバー
  • 元本確保型: 保険タイプの元本確保型商品あり
  • 独自サービス: 健康・医療・介護に関する無料電話相談
  • 2023年10月から手数料無料化: 以前は手数料がかかっていたが、現在は無料に
  • 第一生命のiDeCo詳細を見る →

明治安田生命

  • 商品数: 約18本(スタンダードコース)
  • 元本確保型: 保険タイプの元本確保型商品2本
  • 注意: 運営管理手数料が月374円(積立時)かかる
  • 明治安田生命のiDeCo詳細を見る →

証券会社と保険会社、何が違う?

保険会社ならではのメリット

1. 元本確保型の「保険商品」がある

証券会社の元本確保型は定期預金が中心ですが、保険会社では利率がやや高い保険タイプの元本確保型商品を選べることがあります。「元本割れは絶対に避けたい」という方には選択肢が広がります。

2. 対面サポートが受けられる

保険会社は営業職員を通じた対面相談が可能です。ネットでの手続きに不安がある方や、じっくり相談して決めたい方に向いています。

3. 独自の付帯サービス

健康相談や福利厚生優待など、保険会社ならではのサービスが付帯します。iDeCoの運用とは直接関係しませんが、長期で利用することを考えると嬉しいポイントです。

証券会社の強み

1. 低コストのインデックスファンドが充実

eMAXIS Slimシリーズなど、業界最安水準の信託報酬の商品を多く揃えています。

2. Webサービス・アプリの使い勝手

ネット証券は日常的に投資を行うユーザー向けに、管理画面やツールが洗練されています。

3. NISA口座との一元管理

すでにNISA口座をネット証券で持っている方は、iDeCoも同じ証券会社にすると資産管理が楽になります。

こんな人には保険会社がおすすめ

  • 対面で相談してから決めたい方: ネットだけでは不安、という方に
  • 元本確保型を重視したい方: 保険タイプの商品を検討したい方に
  • 付帯サービスに魅力を感じる方: 健康相談や福利厚生優待を活用したい方に
  • 日本生命・第一生命に既に加入している方: 既存の保険契約とまとめて管理できる

判断基準: 手数料と商品ラインナップを最重視するならネット証券(SBI証券・楽天証券)、サポートや付帯サービスも含めて総合的に選ぶなら日本生命・第一生命がバランスの良い選択肢です。

金融機関選びの注意点

iDeCoの口座は1人1口座

iDeCoの口座は1つしか持てません。あとから金融機関を変更することは可能ですが、手続きに1〜2か月かかり、その間は運用指図ができなくなります。最初の金融機関選びは慎重に行いましょう。

手数料は長期で効いてくる

運営管理手数料は毎月かかるため、長期では大きな差になります。

  • 手数料0円の金融機関: 20年間の運営管理手数料 = 0円
  • 手数料月374円の金融機関: 20年間の運営管理手数料 = 89,760円

まとめ

ポイント保険会社(日本生命・第一生命)証券会社(SBI・楽天)
運営管理手数料0円0円
商品数約18〜33本約37〜38本
元本確保型保険商品あり定期預金のみ
サポート対面相談可能オンライン中心
付帯サービス健康相談・福利厚生なし

iDeCoは金融機関によって商品や手数料が異なりますが、**何より大切なのは「始めること」**です。まずはmoShiCoで節税効果を確認して、あなたに合った金融機関を選んでみてください。

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証券会社での始め方は「iDeCoの始め方」で、2026年の制度改正については「iDeCo 2026年12月改正まとめ」で解説しています。


※ 本記事の内容は2026年2月時点の各社公開情報に基づいています。手数料・商品数・サービス内容は変更される可能性があります。最新情報は各金融機関の公式サイトやiDeCo公式サイトでご確認ください。

よくある質問

iDeCoは保険会社でも加入できますか?

加入できます。iDeCoの運営管理機関には証券会社だけでなく、日本生命や第一生命などの生命保険会社も含まれます。

保険会社のiDeCoは証券会社より高いですか?

保険会社でも日本生命や第一生命のように運営管理手数料が0円のケースがあります。一方で明治安田生命のように月額手数料がかかるケースもあるため個別比較が必要です。

保険会社のiDeCoはどんな人向けですか?

対面サポートを受けたい人、元本確保型の保険商品を重視したい人、既存の保険契約とまとめて管理したい人に向いています。